久しぶりの青空、白い雲に向かって、葉をすっかり落としたケヤキの枝がまっすぐに伸びている様子を目にしました。
吹く風は冷たく、冬の寒さを感じます。
今年もいろいろな事件やニュースがありましたが、新型コロナウイルスで2020年が終わりそうです。
2021年は忍耐の年になりそうですが、新しい未来に向けて希望がもてる年になるよう願っています。
さて、今年も会社の玄関に『門松』が飾られました。
『門松』は一年の幸福をもたらしてくれる神様に、家に来てもらうための目印となる正月飾りだそうです。
思い起こすと幼い頃、年末になると玄関左右に、『門松』を印刷したお札が貼られていました。意味も知らず、あたり前の風景(?)でしかありませんでした。
考えてみると、田舎の一般の家庭に『門松』を立てるところはなく、簡素化したものが配られ、各家庭の玄関に貼られていたのだと思います。
また、玄関に飾る『しめ飾り』は、お正月に歳神様をお迎えするために、邪気や魔、厄災、禍事が入ってこないように結界をはることだそうです。
邪気が入ってこれない状態だと歳神様も安心して来てもらうことができるので、そのような意味合いがあるそうです。
各ご家庭でもお正月を迎える準備で忙しいと思いますが、昔、12月29日に餅つきをしてはいけないと聞いたことがあります。「29」という数字が「年中(ねんじゅう)苦労(くろう)する」になぞられたようです。お正月の他の準備も同じで12月29日から31日は避けたほうがよいそうです。
現在は昔のような新年を迎える準備はできませんが、出来る範囲で『歳神様』に気持ちよくお越しいただけるよう、準備をしたいと思っているところです。(F)