真っ赤なアンタレス

keyakirin

梅雨も明け
真夏になりました。
一年で最も暑い酷暑。
雷や雨も激しく、蒸し暑く、大地の湿気も立ち昇ります。

夕方、空を見上げて下さい。
日暮れ時、宵の南の上空、目につくのは、
さそり座の真っ赤な一等星「アンタレス」の輝きです。
『銀河鉄道の夜』の宮沢賢治も「アンタレス」が大のお気に入りでした。

宮沢賢治 作詞・作曲による「星めぐりの歌」の中で「さそりの赤い目玉」と歌っています。

「アンタレス」は市街地でも目につきます。

真っ赤な惑星の「火星」と「アンタレス」は「赤さくらべ」するように並んで見えることもあります。昔から、アンタレスは「火星の的」「火星に対抗するもの」という意味があるようです。

ひととき、日常を忘れて、星空を見上げてみませんか。
(I)