災害にて思うこと

keyakirin

6月18日に発生した大阪北部地震から1週間が経ちました。5名の方が亡くなられ、400人を超える方が負傷されたそうです。そして、地震発生当日は、交通にも影響が出て自宅待機や交通がマヒし、数時間歩いて帰宅したなどの話も耳に飛び込んできました。
記憶に新しいところでは、今年の4月に島根県西部地震も発生しており、いつ、どこで何が起こるか分からない今、改めて防災グッズの用意、また、避難場所の確認や家族で連絡がとれるようにしておくことも必要だとつくづく感じています。

 かつて、2011年3月に東日本大震災がありました。地震・津波・原子力発電所の事故・・・

過去、経験をしたことがないほどの大きな被害があり、7年経ったいまも復興はまだです。
東日本大震災後にご縁をいただいた宮城県の水産加工研究会の皆様と先日3年ぶりにお会いしました。皆様いろいろな困難に立ち向かいながらも、新しく商品を開発するなど自分の足でしっかりと歩まれている姿に安堵しました。
ただ、実際に大きく立ちはだかるコンクリートの大きな壁、「防潮堤」を目のあたりにして胸が詰る思いがしました。

そして、宮城県をあとにして、岩手県で行われた「森の防潮堤」の植樹に参加してきました。以前植樹をした苗木も育ち、周りには雑草も生え、草取りから始まり、新しく苗木を植え、ワラを敷く作業等をしながら、この苗木が大きく育つには何十年という年月を要するけれど、たしかに生きている、育っているということを感じました。

ひとりひとりの力は小さいけれど、みんなで力を合わせれば大きな力になる。
みんなの温かい気持ちや思いやりが大きな励みとなる。大切にしたいと思います。(F)