「小さな親切」実行賞を受賞

keyakirin

ケヤキ通り振興会は先月(2月25日)「小さな親切」実行賞を受賞しました。
「小さな親切」とは、1963年(昭和38年)3月、東京大学の卒業式で当時の茅誠司総長が卒業生に向けて告辞の言葉が契機になりました。
「“小さな親切”を勇気をもってやっていただきたい。それがやがては日本の社会の隅々までを埋めつくすであろう“親切”というなだれの芽としていただきたい・・・」「大学で学んだ知識、教育を蓄えているだけでは立派な社会人とはなれない・・・小さな親切はバラバラな知識を融合される粘着剤の役割を果たすのです」と自身の海外での出来事を紹介しⅭo-operative(共同、共働する)という言葉を交えながらスピーチをしました。
 この総長の告辞に感銘を受けた人々が提唱者となり、その年運動をスタートしました。
翌年、1964年はちょうど東京オリンピック開催もあり、全国に運動は拡大しました。
私も小学校の頃、「親切運動」「あいさつをしよう」と廊下の壁に紙が貼ってあったことを思い出します。
この「親切」運動が現代日本人の「おもてなし」「ホスピタリティ」「思いやり」など精神的基礎を育んできたと思います。

「できる親切はみんなでしよう。それが社会の習慣になるように」をスローガンに、全国32都道府県に本部(鳥取県、島根県は山陰本部)、137市町村支部の組織があり活動しています。
「ケヤキ通り振興会」は山陰本部のある山陰合同銀行の米子支店吉岡佐和子支店長から表彰を受けました。
今年15周年を迎えるケヤキ通り振興会は、15周年のスタートに良い知らせをいいただきました。ありがとうございました。(I)