会社からおよそ1時間、車を走らせると椿の木がたくさん植えられた広大な敷地が広がる。
4町半に約800種類、数千本の椿の木と他にも多様な木が植えられて目を楽しませてくれる。先日、その「椿の森」を訪ねた。
この「椿の森」には、ここにしかない珍しい椿の木がある。葉っぱの先が金魚の尾ひれのような珍しい形をしている。その昔、当主の方がいろいろな種類の椿をかけあわせてできた木で、奥様の名前をつけて「智子の木」と呼ばれている。
広大な敷地には、いっぱいに植えられた椿の木、そして「智子の木」と名づけられた珍しい葉の形の木。それだけではない。
「大王松(ダイオウショウ)」と呼ばれる松の大木が、空に向かって突き抜けるように伸びている。長く伸びた松の葉は重いのか下に向かって垂れ下がっている。大木の周りには「大王松」の落葉がふかふかの絨毯のように広がっている。
マイナスイオンを浴びながら散策を楽しみ、椿の枝をいただいて持ち帰った。
持ち主は居住されておらず、管理がおよばず、この「椿の森」を守ろうという志の方が集まり枝打ちなどをされているが、あまりにも広大なため管理が大変らしい。
たくさんの方に訪れていただける、利用していただけるように、少しでも手伝いができればと思った休日のひと時だった。(F)