3月は様々な「風」が表現される季節だそうです。
春を告げる代表的な風は「東風(こち)」。
梅や桜などの花たちを開花させる風としても、昔から多くの歌に詠まれているそうです。
春は天候や気温も変わりやすく、その合間に東や南からゆったりとのどかに吹く「春風」、強い温帯低気圧の影響で急に激しく吹き起こる春の強風を「春疾風(はるはやて)」など。
今更ながら、日本の情緒溢れる言葉や表現は心が豊かになります。
これも日本に四季があり、四季折々、変化があり、気候や昔からの慣わし等を大切に受け継いできた日本人ならではの感性や”わびさび”なのではないでしょうか。
今、このブログを書いていると、外では急に雨の激しい音が聞こえてきました。ふと、キロロという歌手が歌っていた「青のじゅもん」の歌詞が頭をよぎりました。
♪ 3月の雨はすごく冷たくて
ねぇ 少しだけあなたに逢いたくなる
(中略)
ずっとずっと 信じてた 青のじゅもん
あなたには かからなかった ♪
「春の風」から「春の雨」にかわり、ちょっぴりおセンチになってしまいました。(F)