お盆とは、皆様ご存知の通り、ご先祖様の精霊をお迎えして供養する期間です。
お盆の時期には先祖が浄土から地上に戻ってくると考えられています。1年に1回、家にお迎えし、ともにひと時を過ごしてご冥福をお祈りし、ご先祖様の霊を供養します。
盆入りの8月13日の夕方には、ご先祖様の霊が迷わないように迎え火を焚き、8月16日の夕方には送り火を焚いてご先祖様の霊を見送るとされています。
迎え火と送り火の日程は、地域の風習や家庭によって早めに迎え火をしたり、調整をすることもあるそうです。
お盆の期間中には、故人の霊魂が行き来するための乗り物として、「精霊馬」(しょうりょううま)と呼ばれるきゅうりやナスで動物を用意します。
故人の霊魂が、足の速い馬に見立てられた馬に乗って、早く帰って来てください。帰りは足の遅い牛に見立てたナスに乗り、あの世に帰るのが少しでも遅くなるよう、そして供物を牛に乗せて持って帰ってもらうとの願いが込められているそうです。
さて、お盆がいつなのか?
地域によって異なるようですが、旧暦と新暦によって分かれ、全国で多いのは8月13日から4日間を指すそうです。
そして、一般的に「お盆休み」と呼ばれる時期は「旧のお盆」や「月遅れのお盆」である8月13~16日をさしています。
本日8月10日は土曜日、11日は日曜日、12日は山の日。そして13日(火)~16日(金)までお盆休み。8月17日の土曜日、8月18日の日曜日まで続くと、最大9連休とか。
今年の5月GWの時は10連休が、かなり話題になりました。それにつづく連休ですが、なかなかそこまではとれないのが現実です。
休みをとっても、日常不便なく生活ができるのは、休まずに働かれている人々のお陰です。
まわりの人々に感謝の気持ちを忘れず、そして、ご先祖様や亡くなられた方々を偲び、今、生かされているこの瞬間を大切に過ごしたいものです。(F)