2018年夏至の日

keyakirin

今日は夏至です。
米子地区の今日の天候は曇りのち晴れ、最高気温は28℃前後の予報。
空は雲が厚く、典型的な梅雨空の一日です。

冬至の日には「かぼちゃとゆず湯」という全国的な習慣がありますが、
夏至の日には食べ物その他、何か風習はあるのでしょうか?
そんな疑問が頭をよぎりました。

調べてみると、あまり聞いたことはなっかたのですが、
地方ごとに食べるものがあるようですね。

関西で夏至の食べ物として有名なのは「大阪の蛸(タコ)」のようです。
植えたばかりの稲が、タコの足のようにしっかりと根を張って豊作を願うという意味があるといわれています。
奈良では、小麦粉ともち米を混ぜた半夏生餅を作って食べる風習。
半夏生餅(はんげしょうもち)が訛って”はげっしょもち”と言うそうです。
京都は、1年のちょうど半分にあたる6月30日に、残り半年の無病息災を願う
「夏越の祓(なごしのはらい)」という行事があり、その際に「水無月(みなづき)」という和菓子を食べるようです。「ういろう」に小豆(災厄払いの意味がある)を乗せた、三角形(氷を表しているそうです)の和菓子。三重ではミョウガを食べる風習。うどん県香川ではうどんを食べ「半夏うどん」というそうですが、香川県の人は夏至に限らず年中うどんを食べているイメージがありますが・・。福井では半夏生の日にサバの丸焼きを食べるようです。
当時の大野藩主が、田植で疲れた農民に滋養のあるものをと、焼きサバを推奨したのが始まりだそうです。栄養のある焼きサバは、土用うなぎと同じような効果があるんでしょう。

関東で夏至の食べ物は「小麦餅」といわれています。
昔は稲だけでなく小麦も同じ畑で栽培する、二毛作の農家が多く、夏至の頃に新小麦が収穫され、その小麦を使って焼き餅を作り、神様に豊作を願ってお供えしたりみんなで食べたりしたようです。
夏至は、冬至のかぼちゃのように、全国的な食べ物の習慣はありませんが各地でいろいろな風習があっておもしろいですね。

山陰は何かありますか。新たに提唱してもよいかも知れません。(I)