米子市朝日町を舞台にした漫画『ヒマチの嬢王』(小学館)が話題になっています。
日本海新聞(11月20日付)西部本社 T記者により紹介されて以来、本屋には連日問い合わせ、注文が続いています。
主人公、一条アヤネは、鳥取県出身、東京・新宿歌舞伎町のナンバーワン元キャバクラ嬢。
都会暮らしが嫌になり鳥取に帰ってきたアヤネ。
しばらくは実家でぐうたら生活をするつもりだったが、母親の一喝により、実家の「スナック」を手伝うことになる。
そんな中、ヒマチ(朝日町)で偶然再会した、元彼(モトカレ)を名乗る中学校の同級生ジュンのお店を仕切ることになる。
アヤネは
「ここ(この店)で全国一になる!」と宣言する。
懐疑的な見方の従業員に対して、
「東京の成人10万人にあたりで換算すると東京のキャバクラの数は約60店舗。
一方鳥取県は、10万人に対してたったの8店舗・・東京の7.5倍チャンスがある・・」と。
人口の少ない鳥取の方が競争率は低いこと、本人の自覚、やり方しだいで業績が上がることなど会社経営論(?)につながると評価する人もあります。
(マンガのデータは鳥取県内のキャバクラ数を約40店舗として計算。
純粋にキャバクラと定義される店は県内にそこまではないと思われますが・・)
絵も、ストーリーのテンポもよく、会話も米子弁がたくさん出てきます。
作中には朝日町、米子市役所、コナン大橋などなじみの場所がこれからも登場するようです。
『ヒマチの嬢王』の作者の茅原クレセ氏は鳥取県中部の出身です。
今後、どんな展開が待っているのか楽しみです。(I)